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マンモグラフィ

マンモグラフィ

乳がんについて

   乳がんについて


乳がんは乳房の中の乳腺にできる悪性腫瘍です。初期の乳がんに症状は無く、放置しているとがん細胞は増殖して乳腺の外まで広がり、リンパや血液の流れにのって乳房から離れた臓器にも及びます。
日本では乳がんにかかる女性は年々増えており、現在では女性のがんの中で罹患率が最も高いがんです。2016年のがん罹患数予測では、9万人の方が乳がんに罹患すると予測されています。
乳がんによる死亡率も増加傾向にあり、2013年には約1万3千人の方が亡くなりました。
他の多くのがんと異なり、乳がんは発生に女性ホルモンなどの要素が大きく作用するので、30代から増え始め、40代後半から50代前半で罹患率が最も高くなります。

乳がんは早期に発見して治療すれば、より高い確率で完全に治すことができます。 定期的な自己検診やマンモグラフィ検診などで早期に乳がんを発見することが重要です。

乳房X線撮影とは

乳房X線撮影の写真

乳房X線撮影のことをマンモグラフィ(Mammography)と呼びます。X線撮影は体にX線をあて、様々な体内組織を透過したX線の吸収の差を表しています。乳房は全体が柔らかい組織でできていて、乳腺組織と乳房にできる腫瘍にはX線の吸収差が少ないため、専用の撮影装置を使います。触診では診断できない小さなしこりはもちろん、石灰化した微細な乳がんを明瞭に写し出すことができます。

2017年3月に最新機能を搭載したデジタルマンモグラフィ装置を導入し、モニタでの診断を開始しております。
新装置はトモシンセシス機能(3Dマンモグラフィ)を有しており、X線管球の角度を変化させてX線を曝射しデータ収集することで1㎜ごとの乳房断面像を得ることができます。この機能により、通常の2Dマンモグラフィでは乳房の厚みや乳房内の組織の重なりのために隠れてしまっていた病変が描出可能になります。また、重なって病変に見えていたものが正常であるとわかるようになります。
画像生成にはフラットパネルを用いているため画質が向上し、従来よりも少ないX線量で撮影が可能になり、患者様の被ばくは以前の約半分程度に減少しました。
トモシンセシス撮影は通常の2Dマンモグラフィに加えて行うものであり、2D+トモシンセシス撮影ではX線被ばくは増加しますが、旧装置でのマンモグラフィ撮影における被ばく線量よりも少なく抑えられています。

当院は2008年より、NPO法人日本乳がん検診精度管理中央機構によって、検診精度管理の線量・画像基準を満たすマンモグラフィ検診施設として認定されています。
現在、同委員会によって認定された、検診マンモグラフィ撮影診療放射線技師が4名おります。
マンモグラフィは認定を取得した女性技師が担当しております。

バイオプシー検査

新装置更新に伴い、乳房バイオプシー検査を開始しております。バイオプシー検査とは、マンモグラフィを撮影しながら、がんが疑われる部位に少し太めの針を刺して組織を吸引採取し、がん組織の有無を顕微鏡で直接観察する方法です。当院で実施しているトモシンセシスバイオプシーでは、3D撮影をしながら標的部位を決定するため、狙った病変を短時間でしっかりと採取することが可能です。

検査の流れ

  1. 放射線科窓口にて検査受付を行います。
  2. 検査までの待ち時間を使いどのようなことをするのか、検査説明を読んでいただきます。
    (撮影は第7撮影室で行うため、他の方が検査をしている場合は少々お待ちいただくことがあります。何卒ご了承ください。)
  3. 更衣室にて上半身脱衣、検査着に更衣していただきます。
  4. 検査室に入室し撮影を行います(更衣室に入ってから終了まで15分ほどかかります。)
  5. 終了後、更衣してお帰りください。

撮影方法

マンモグラフィ画像の写真

乳房の中の様子を詳しく観察するために乳房を薄く均等に のばして広げ、圧迫板で押さえます。乳房全体がもれなく写し出されるように、通常の検査では2方向撮影を行います。
また、乳房を圧迫して薄くすることでX線被ばくを少なくすることができます。

検査を受けられる方へ

マンモグラフィは患者様の協力があって、はじめてよい画像が得られます。
不安なことや疑問点などがありましたら私たちにお話しください。
リラックスして検査をお受けください。

平成28年度検査件数1721件